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NEWS

  • 2022.06.25

    デザイン思考ワークショップ「DESIGN THINKING LAB」を実施しました

キャリアセンターは2022年度「教育改革推進特別事業」の一環として、元祖デザイン思考とも言えるデザイン企業IDEO Tokyoから油木田 大祐 氏(インタラクション?デザイン リード)を講師に迎え、デザイン思考のワークショップ「DESIGN THINKING LAB—モノづくりを通して、世界の見方を変えるー」を5月10日~6月14日に実施しました。

デザインという言葉からは、まず、見た目をどう美しく作るかをイメージしますが、それと同じくらい「『何を作るか』を定めるのも重要なデザインの要素で、これこそがDesign Thinking(デザイン思考)の本質」(油木田氏)。計5回の連続講義では、デザイン思考のアプローチである「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイプ」「テスト」の各プロセスを嚙み砕いた「大切な人への贈り物を届ける創造プロセス」として体験し、最終回ではIDEO Tokyoのオフィスで参加学生が自身のアイデアを発表しました。

キャリアセンターが展開する「就業力育成?認定プログラム」では、どのように就職活動をするかをデザインすることに留まらず、自らのキャリアで「何を作るか」を考える力、ありたい自分をデザインする力を育成することを重視しています。それこそが、建学の精神に掲げる「独立独行」の人間像につながるからです。

「DESIGN THINKING LAB」に参加した20名(全学部1~3年生)は、「どのようにして、コロナ対策下のキャンパスライフをより一層楽しくできるだろうか?」をテーマに、デザイン思考を実践しました。

油木田氏によるワークショップ形式の連続講義

  • プロトタイプ作りで久々のモノづくり体験
    プロトタイプ作りで久々のモノづくり体験

  • IDEOデザイナーがアドバイス 
    IDEOデザイナーがアドバイス 

  • IDEO東京での発表会
    IDEO東京での発表会

  • 発表会を終えて
    発表会を終えて

キャンパスライフをより楽しくするために、「たった一人の誰かのための、最高の贈り物」として考えた解決策は、学生の個性と共感力が反映された、人間中心のデザインがなされているものでした。身近なキャンパスの問題の見方が変わる瞬間、そして、課題を発見し解決する達成感を学生たちは経験しました。
実際に今回のプログラムで製作されたプロトタイプが、7号館地下食堂の食券機に採用され、ボタン表示が色分けされて見やすくなりました。一つ一つは小さな変化かもしれませんが、キャンパス内で人間を中心としたイノベーションが起き始めています。

 


参加学生インタビュー
経済学部3年 山口 祐樹さん

—今回のワークショップでは、何を作ったんですか?
ゴミ箱の位置を可視化するマークを作ってみました!結構自信作なんですよ?。

—素敵ですね。これを作ろうと思った、何かきっかけはあるんですか?
ちょうどこの講義中に思いついたんです!プロトタイプを作成している時、ゴミを捨てたいけどゴミ箱の場所が分からなくて…周りも分かってない人だらけだったのがキッカケです!

—いきなりアイデアが降ってきた感じですね。
そこが良さだと思います!今回の講義で、アイデアはいつ?どこにでも眠っているし、些細な出来事から生まれるものだと感じました。

—なるほど。では、やってみて面白かったこと、楽しかったことはありますか?
色んなアイデアから本当に必要なものを探して、それが人々の役に立っていると実感した時が本当に嬉しかったです!

—たくさんアイデアを出すのは大変だったでしょう?
はい。凄く大変でした。そんななかでも、同じ受講者のみんなやIDEOの社員の方々にフィードバックをいただいたり、実際に学内の友人に意見を聞いたりして作ることができました!

—では、最後にワークショップを受講した感想を一言でお願いします。
とにかくやりがいのある楽しい経験が出来ました!みんなのアイデアに刺激をもらったので、もっと自分のアイデアに磨きをかけていきたいです!

—ありがとうございました。

聞き手:キャリアセンター長?経済学部教授 山重 芳子