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  • 2023.12.18

    経済学部?境新一ゼミが「SDGs de 地方創生」カードゲームを体験しました

 大学における学びの場としては、講義、演習(ゼミ)、実務家による招聘講義、フィールドワーク、eラーニング、見学など様々なものがありますが、行政や公的協会が監修するゲーム形式の体験的学習もその1つです。

 本年12月7日、1号館4階142教室にて経済学部?境新一ゼミでは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)を体験的に学習できるSDGsカードゲームを実際に体験してみました。17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験できるゲームとして「2030 SDGs」が普及していますが、今回は、SDGsの考え方を基礎として、地方創生における「全体性」「対話と協働」の重要性を体験的に学べる、「SDGs de 地方創生」を行いました。

「SDGs de 地方創生」とはSDGsの考え方を地域の活性化に活かし、地方創生を実現する方法について参加者全員で対話し、考えるためのカードゲームです。カードゲームを行うことによって、直観的、体感的にSDGsと地方創生の関係性を知ることができ、まちの仕組みを考えながら今後のまちの課題をいかに解決するか、具体的なアクションへと行動を促進させていくことができます。
学びのポイントとしては、
 ?地方創生における「全体性」や「対話と協働」の重要性を体感的に学ぶ。
 ?「今、何が可能か?」という問いと向き合い、参加者一人一人が行動変容を起こすきっかけを提供する。

 今回、当ゲームの公認ファシリテーター、認定エデュケーターである、新井誠司先生(和洋九段女子中学校高等学校教頭)に開催をご依頼して、実現しました。新井先生と当ゼミは、これまでに、研修旅行事前学習、文化祭など様々な場面で交流をしてきました。

 ゲームには当ゼミ3年生12名が参加し、ゲーム後の解説と振り返りを含め、2時限?3時限を連続させて約3時間半を要しました。また本ゲームには、世田谷区砧総合支所「街づくり課」からのお申し出があり、担当者が来校?見学されました。

 人口が逓減していく社会的制約のもとで、具体的な達成目標である、①人口、②経済、③環境、④暮らし の4指標を達成することの難しさ、その達成に必要となる思考と行動、消費者、生産者、行政とのを対話の重要性をゲームならびにゲーム後の振り返りにおいて「2030年自分にとって理想の未来を考える」ことを通して確認し、多くの学びを得ました。
 これを地元である成城や各地域における活性化のためのアイデア発想、提案などに活かせれば幸いです。