2019年度「文化史実習II」フィールドワーク実施報告
「文化史実習II」は、民俗学のもっとも基本的な調査技法であるフィールドワーク(実地調査)の基礎を学ぶための授業であり、文化史学科2年生が履修している授業です。この度、9月11日~15日まで4泊5日の合宿を行い、茨城県潮来市徳島地区を対象にフィールドワークを行いました。
学生たちは、フィールドワークを行うにあたり、前期授業においてフィールドワークに関する基礎的な講義、調査地の概要等の講義を受け、資料収集や先行研究の読み込みを進めるなど、準備を進めてきました。学生たちは各自でテーマを設定し、それらに基づいて住民の方々へ聞き取り調査を行いました。
フィールドワークの際には、台風の被害があり、復旧作業でお忙しい中にもかかわらず、徳島地区の皆さまには学生たちの調査にご協力いただき、誠にありがとうございました。
後期授業では、フィールドワークの結果をまとめて授業内で発表し、調査報告書の原稿執筆を進めます。今後の学生たちの報告にご期待ください。
徳島地区内の元小学校に集合し調査へ繰り出す
川との生活の関わりの移り変わりを聞き取り
住民の方への聞き取り
昔の資料を保有する方のお宅を訪問
農作業を見せてもらいメモをとる学生たち
婚姻の在り方の変化を聞き取り
地区の女性たちが祀る淡島神社
毎晩、全員で調査の進捗確認
先生に相談しながら調査を進める
報告書作成を目指す(参考:過年度授業のもの)