イベント
大学院文学研究科主催の学術講演会を下記の通り開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしています。(参加無料?要申込)
澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网大学院文学研究科主催 学術講演会
「霊媒」のエクリチュール— ニーチェ,リルケ,ムージル
【講演者】平野 嘉彦 氏(東京大学名誉教授)
【日 時】2025年11月13日(木)16:30~18:00
【会 場】澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网3号1階312教室 澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网へのアクセス
【主 催】澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网大学院文学研究科
【参加について】参加をご希望の方は、11/11(火)までに以下の事前申請フォームよりお申込みください。
※参加費無料
※講演中の写真撮影、録音は固くお断りいたします。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
【開催趣旨】
ほぼ1880年から1930年まで,美術史から転用されたエポック概念で「古典的近代」と呼ばれる時期に,ドイツ語圏で心霊思想ないし超心理学が,理論および実践の両面において,たとえば交霊会といった形式を通じて,展開された。そこには霊媒の存在が不可欠であったことから,「霊媒思想」という呼称もある。それと期をおなじくして,ドイツ語文学にあっても,直接の影響か,あるいは単なる同時代的現象と見做すべきか,それはともかくとして,作者ないし登場人物がみずから霊媒の役目をはたしている,「霊媒のエクリチュール」とでも形容すべき構造が散見される。19世紀のロマン派詩人のクレメンス?ブレンターノやユスティーヌス?ケルナーの著作にも遡行しつつ,ここではなかでもフリードリヒ?ニーチェ,ライナー?マリーア?リルケ,ローベルト?ムージルの事例をてがかりに,この時代の思想がどのような境位にあったのかを考えてみたい。
講演者:平野 嘉彦 氏(東京大学名誉教授)
専門分野は,近代ドイツ文学,ドイツ思想史.東京大学大学院人文社会系研究科教授を務め,2007年に定年退職.著書に『マゾッホという思想』(青土社),『死のミメーシス — ベンヤミンとゲオルゲ?クライス』(岩波書店),『ボヘミアの<儀式殺人> — フロイト,クラウス,カフカ』(平凡社),『土地の名前,どこにもない場所としての — ツェラーンのアウシュヴィッツ,ベルリン,ウクライナ』(法政大学出版局)などがある.
お問い合わせ
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bunken[at]seijo.jp
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