入試情報
2024.11.06
10月24日(木)、十文字高等学校の自己発信コースに所属する1?2年生30名を対象に、社会イノベーション学部の授業を体験する特別プログラムを実施しました。このプログラムは、本学と高大連携協定を結ぶ十文字高等学校の生徒たちに、大学の授業やキャンパスライフを体験してもらうことで、進路選択への意識を高め、学問に対する理解を深めることを目的としています。
A班とB班の2つに分かれ、まず午前中に社会イノベーション学部の政策イノベーション学科と心理社会学科の授業を1つずつ受講しました。大学生と一緒に受ける通常授業と、高校生向けの特別な模擬講義の2つの形式で、時間はどちらも90分。高校の普段の授業の倍の時間でしたが、メモを取りながら集中して授業を受けていました。
A班は1限に郷香野子准教授の「現代企業論」、2限に保坂稔教授の模擬講義「環境社会論Ⅰ」を受講しました。「現代企業論」では企業が直面する課題の分析をもとに、消費者ニーズや新商品のアイデアについてのグループディスカッションを体験しました。十文字高等学校の自己発信コースでは探究学習に力を入れており、今回の授業がとても参考になったようで、「アンケートの手法を学ぶことができ、自分の探究学習に活かせそうです」との感想が寄せられました。また、「環境社会論Ⅰ」では、ドイツの事例を通じて日常生活における環境保護への意識が高まる授業が展開されました。保坂教授が示す具体的な事例に驚きや興味を示し、時折うなずく生徒たちの姿が印象的でした。
B班は1限に青山征彦教授の模擬講義「認知心理学Ⅰ」、2限に山本匡毅教授の「地域イノベーション論」を受講しました。「認知心理学Ⅰ」では、幾何学的錯視をテーマに、私たちがどのようにまわりの世界を見ているかということに関する講義が行われ、自身の思考や行動に対する理解を深めました。また、「地域イノベーション論」では博士人材とイノベーションの関わりについて学び、「博士課程については今まで知らなかったので、視野が広がりました」という声が聞かれました。
どの授業も、各分野の専門知識を提供するだけでなく、生徒たちの好奇心や探究心を引き出す内容でした。
午後は、授業を担当した各教員と生徒7?8名が少人数のグループとなり、個別相談会を実施しました。受講した授業の内容や自身の探究学習のテーマなど学びに関することから文理選択、学部選びまで、積極的に質問しアドバイスを受けました。その様子はさながら大学のゼミナールのよう。「親身にアドバイスをいただき、自分の考えがさらに具体的になった」「専門家である大学の先生だからこそ深い対話ができた」という声が聞かれ、教員と学生の距離が近い澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网の雰囲気を肌で感じてもらえる場となりました。
その他にも、学生食堂で昼食をとったり、キャンパスツアーで施設を見学したり、さまざまな面から澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网を知ってもらうことができました。
半日かけた長いプログラムとなりましたが、生徒の皆さんにとっては自身が今直面している課題や将来の進路選択という長期的な展望において新たな視点を得る機会となったようです。