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2022.03.10
2期6年にわたり学長を務め、今年度末で退任される戸部順一学長?文芸学部教授の退任記念講演会を3月8日(火)に開催しました。
学長としての所感などを話すことも考えたそうですが、戸部学長が最後に選んだのは、28年勤続した澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网の「教員」として、専門の西洋古典学の講義。会場に集まった教え子の卒業生や教職員ら約150人の聴衆を前に、「アリストパネス喜劇を訳す」と題した講演を行いました。
戸部学長は現在、ギリシア喜劇のアリストパネス作品を翻訳中で、これまでは学長の激務の合間に少しずつ取り組まれていた翻訳作業を退任後も続けられるそうです。
今回の講演は、ご自身の翻訳例を提示しながら、翻訳する際の工夫や苦労の話を通して、ギリシア喜劇の面白さを伝える内容でした。
講演の前後に挨拶された、林田文芸学部長、杉本副学長が「周囲に笑いの絶えない学長だった」と異口同音に述べられていましたが、最後の講演も時に会場から笑い声が上がる和やかな会となりました。