メディア心理学?社会心理学ゼミナール
メディア心理学?社会心理学ゼミナール
ゼミの特徴と流れ
3年次に履修する「マスコミ演習ab」では、『メディア?オーディエンスの社会心理学 改訂版』(李光鎬?渋谷明子編著、新曜社)を教科書に用いて勉強しています。まず、ニュース、メディア?エンターテインメント、スポーツ、広告、ゲームなど、ジャンル別のメディアを利用する心理を勉強します。そのほかにも、ジェンダー、セクシャリティ、エスニシティなどのステレオタイプ、子ども、青少年、消費者、ファン、オンラインコミュニケーションなどのテーマについても学修していきます。
授業そのものは、前期では、教科書の該当する章を毎回読んできてもらい、章の要約と考察について予習ノートを作成してもらいます。その予習ノートを基に、グループ内で共有しながらディスカッションを行い、さらにテーマへの理解を深めていきます。前期の後半では興味がある章について、グループに分かれて発表したり、各自の期末レポートについて発表したりします。メディア心理学についての英語のエッセイも読んでいきます。
後期は、教科書の続きの章をグループに分かれて発表したり、メディア心理学についての論文、英語の論文などを読んだりします。
さらに、3年次には、ゼミでテーマを決め、質問紙調査、内容分析、インタビュー調査などを実施し、文化祭などで発表していきたいと考えています。3,4年生合同での懇親会やゼミ合宿も行います。
各自の卒業論文に取り組む
4年生次のゼミナールでは、各自の卒業論文についての発表が中心となります。2022年度の卒業論文のテーマは、澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网の自己表出、映画館鑑賞、コーポレートメッセージ、日韓アイドルファンの比較、MV分析、3DCGファン心理、声優ファン心理、ゲーム実況など多様です。それぞれが、各自の問題意識や関心に基づき、これまで行われてきた先行研究を整理した上で、質問紙調査、内容分析、インタビュー調査などを実施します。
最初はまだ粗削りな質問紙案だったりしますが、他のゼミ生の前で発表し、気づいた点を指摘し合い、さらに各自が考えを深めていき、次の発表に臨みます。その過程を何度か繰り返すなかで、問題意識や関心が、仮説や研究課題として整理されていき、少しずつ興味深い卒業論文へと仕上がっていきます。4年次は、就職活動なども並行しながらの作業ですが、学生一人ひとりが大学生活の集大成として、卒業論文をまとめながら、一番成長していく1年間になります。