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心理社会学科

教員紹介

村田 光二教授

むらた こうじKoji Murata

社会イノベーション学部 / 心理社会学科
職位:
教授
専門分野:
社会心理学、社会的認知研究
主な担当科目:
社会心理学、イノベーション心理論
最近の研究テーマ:
ステレオタイプ化 視点取得と共感性 向社会的動機づけ
研究内容:
人はどうして自分の思い込みに固執するのか、自分とは異なる見方や考え方を受け入れられないのか。こういった疑問に答えるために、社会的認識をターゲットとした実験研究、調査研究を続けています。その1つがステレオタイプを適用する過程の研究です。ステレオタイプは他者を知る最初の段階で意識しないうちに使用されることがあります。その人独自の特徴を知ればステレオタイプ的見方を乗り越えられるはずですが、固定した見方がどのように維持されてしまうのでしょうか。また、私たちは自分の視点からしか相手を見ることができません。この自己中心性から脱却していつ相手の視点に立てるのか、加えて相手の気持ちを推し量ることができるのでしょうか。そして、私たちは誰でも自己利益を追求します。しかし、社会的生物として私たちは他者の利益を優先して考えることもあります。この愛他性あるいは向社会性を発揮するのはどんなときなのか、少しずつでも実証的証拠を得ていきたいと研究をしています。
受験生へのメッセージ:
最近取り組んでいた「複数の視点取得と向社会的動機づけが新商品開発課題における創造性に及ぼす影響」という研究は、私の力量では十分な成果が上がりませんでした。しかし、チャレンジしたことには価値があったと思います。皆様も、何かにチャレンジする人になってもらえると嬉しいです。
略歴:
1986年~1988年 帝京大学文学部 講師
1988年~1993年 東京学芸大学 助教授
1993年~2018年 一橋大学 社会学部 助教授、教授、学部長?研究科長、理事?副学長 
【社会的活動】
日本社会心理学会 会長(2013年度~2016年度)
一般社団法人一橋大学コラボレーションセンター 代表理事(2014年12月~2016年11月)
一般社団法人如水会 理事(2015年6月~2016年11月) 
【社会貢献】
日本学術会議 連携会員(2017年秋~2023年夏)
大学改革支援?学位授与機構国立大学教育研究評価委員会 専門委員(2020年度) 
【受賞歴】
日本心理学会 研究奨励賞(1999年)
日本社会心理学会 優秀論文賞(2011) 
【その他の活動】
東京大学運動会バドミントン部 監督(1980年春~1990年秋) 
【関連Webサイト】
/research/column/00002/index.html
https://admission.seijo.ac.jp/feature/manabi/sha/082
主要業績:
研究者情報参照
所属学会:
社会心理学会、感情心理学会、グループダイナミックス学会、心理学会、消費者行動研究学会