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国文学専攻

教員紹介

宮﨑 修多教授

みやざき しゅうたShuta Miyazaki

文学研究科 / 国文学専攻
職位:
教授
学位:
修士(文学),九州大学,1985年03月
専門分野:
近世国文学
主な担当科目:
近世文学
最近の研究テーマ:
江戸時代?明治前期の文芸思潮と人物研究
研究内容:
江戸?明治時代の漢文学における表現史的考察。当代における文学表現の主流であった漢詩文表現について、儒学思想史や学芸史を再覧しつつも作品自体の変質を辿ることを目的としている。また、狂詩などの戯作、遊戯性の高い詩文、地方文人、幕臣文人、明治文人など、いわば分野的時間的空間的にも周縁に属する部分を発掘、かつ意味付けることにより、正格の漢詩文の境界を定めようとした。最近では、近世詩学における「格調から清新へ」という定説に疑義を呈している。
略歴:
1986年9月 九州大学大学院文学研究科国語国文学専攻博士課程
九州大学 文学研究科 国語学?国文学専攻博士課程,1986年09月,単位取得退学,日本国
主要業績:
[編著]
『学海日録』全12巻(共編、岩波書店、1990? 1993)
新日本古典文学大系明治編『漢詩文集』(共著、岩波書店、2004)
新日本古典文学大系明治編『漢文小説集』(共著、岩波書店、2005)
[論文]
「国風?詠物?狂詩—古文辞以前における遊戯的漢詩文の側面」『語文研究』56号(九州大学国語国文学会、1983)
「祭酒期の原古処とその周囲—筑前詞壇瞥見」『福岡県史』近世研究編福岡藩四(福岡県、1989)
「野郎評判記初期の型について」『国語国文』60巻11号(京都大学国語国文学会、1991)
「大田南畝における雅と俗」『日本の近世』第12巻(中央公論社、1993)
「古文辞流行前における林家の故事題詠について」『近世文藝』61(日本近世文学会、1995)
「漢文戯作」『岩波講座 日本文学史』第10巻(岩波書店、1996)
「鳩巣小説」の変化と諸本—近世写本研究のために」『語文研究』86?87(九州大学国語国文学会、1999)
「漢訳文と明治の紀事文」『明治文学の雅と俗』(岩波書店、2001)
「江戸中期における擬古主義の流行に関する臆見」『一八世紀日本の文化状況と国際環境』(笠谷和比古編、思文閣出版、2011)
「服部南郭の白詩受容について」『成城国文学論集』第41集(澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网大学院文学研究科、2019)
所属学会:
日本近世文学会、和漢比較文学会