「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
漱石は、英国留学体験を「尤も不愉快の二年」と言いました。彼はなぜ留学体験に否定的なのでしょうか。一体彼は英国留学によって「何を得て、何を失った」のでしょうか。本講義では、漱石が過ごした当時のロンドンの姿を映像的資料を通して再現し、それらに対する漱石の反応を検証して、上記の問いに答えたいと思います。
各回テーマ
(1) 「尤も不愉快の二年」 — 漱石が体験した英国留学の特異性
(2) 漱石が見たロンドン — 近代化を確立した英国に対する漱石の反応
(3) 下宿変更の理由 — 各下宿の環境と漱石の思惑
(4) 漱石と日本人留学生の関わり — 池田菊苗、Y校グループ、その他
(5) 「夏目狂セリ」 — 漱石の神経衰弱の病跡
(6) 英国留学で漱石が「得たもの、失ったもの」 — 「自己本位」と英国留学の意義
講師紹介
専攻 : 18?19世紀イギリス文学1941年生まれ。1969年東京教育大学大学院文学研究科修了。横浜市立大学を経て、1976年澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网助教授。1984?1985年ロンドン大学客員研究員。1989年澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网教授。2012年澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网を定年退職。現在、澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网名誉教授。
お問い合わせ
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