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2018年度 秋冬講座
23) くずし字で『伊勢物語』を読む

講義内容

くずし字で『伊勢物語』を読みます。平安時代に生まれ、近代まで続けて用いられてきた美しい仮名文字を基礎から学びながら、日本人の美意識の形成に深くかかわった古典を鑑賞します。王朝の美しい写本などにも触れてみましょう。前期からの継続ですが、初めて受講される方にも配慮して進めます。

＜参考書＞
小島孝之著『古筆切で読むくずし字練習帳』新典社 本体1,000円＋税
笠間影印叢刊刊行会編『字典かな　— 出典明記 —』笠間書院 本体380円＋税
伊地知鐡男編『増補改定 仮名変体集』新典社 本体350円＋税

各回テーマ

(1) くずし字の基礎（復習を兼ねて）『伊勢物語』第59段（櫂のしづく）

(2)『伊勢物語』第60段（宇佐の使い）

(3)『伊勢物語』第61段（濡れ衣）

(4)『伊勢物語』第62段（古への匂ひ）

(5)『伊勢物語』第63段（つくも髪）

講師紹介

専攻：日本文学
1943年生。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。博士（文学）。立教大学助教授、同教授、東京大学教授を経て澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网教授。2014年3月定年退職。澳门网上博彩_澳门现金网-在线官网名誉教授。主な著書に『中世説話集の形成』（若草書房）、『沙石集』（新編日本古典文学全集、小学館）などがある。